エコ・ロハス業界の、消費者に知られたくない裏事情
ここ数年、特に若い人たちの中で急速に高まっているフェアトレードや、 いわゆる「ロハス」と呼ばれる業界の仕事。 はたしてこの業界は、本当にそんなに魅力にあふれたものなのか?
自然食、環境、フェアトレードの業界で長年過ごしてきた筆者(店主)が、業界の裏側をレポートします。 特におすすめなのは、こうした仕事に将来就きたいと考えている人たちですが、 そうでない方にも楽しめる、というか参考になる内容になっています。
冊子:ロハス業界にはまだ行くな!
安全・安心・フェア・スローでロハスな業界の危ない落とし穴
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働く人の視点で見た、安全、フェアトレード、ロハスなお仕事・業界
ここ数年、自然とか環境を全面に出した仕事、いわゆるロハス (LOHAS)と呼ばれるような仕事に憧れる人たちが増えています。 たとえば安全で安心なオーガニックのものを売る仕事とか、環境問題に関われるような仕事とか、 フェアレードとかいった分野の仕事です。
先行きの見えない世の中、はたして今の仕事を続けていていいのだろうか?
今の自分の仕事には疑問を感じる。もっと自分に合ったやりがいの感じられる仕事があるはず。
おそらくそんな思いで、環境とかロハスな仕事への憧れの気持ちを持っているのでしょう。
そんな人たちに、私はこの業界に長くいる者としてアドバイスします。
ロハス業界にはまだ行くな!と。
私は今までこのようなフェアトレードや環境関連のホームページを作ったり、 メールマガジンや本を書いたりしてきたので、 ときどきこの業界で働きたいと考える人たちからの相談やお問い合わせをいただきます。
「この業界」というのは、環境とかフェアトレードとか、いわゆる「ロハス」な分野の業界のことです。 このところ、将来の仕事としてそれを考える人たちがかなり増えてきているような気がします。
やはりこのような業界で働きたいと考える皆さんは、この世の中がどこかおかしいと感じていて、 今の企業社会に疑問を持ったり、疲れているような気がします。 そしてもっとやりがいを感じられる仕事をしたいと考えています。
確かに今の世の中、豊かな感性を持つ人には何かと生きにくい部分があります。 スピードや効率ばかりが優先され、儲かりさえすれば良い、儲けている人が勝ち組でエラい人という風潮。 広がる経済格差。そして地球温暖化の危機が声高に叫ばれ、 様ざまな環境問題の解決が人類共通の課題となっている現状。
何も考えずに、ただ現状に流されて生きていける人は、ある意味幸せかもしれません。 こんな世の中でも案外楽しく生きていけるのかもしれません。 でも一方では確実に、世の中や今の企業のあり方がおかしいと疑問を持つ人が、確実に増えてきています。
世の中はこのままでいいのだろうか?
自分はこんなことをしていていいのだろうか?
もっと世の中のためになることのために自分の力を使いたい。
そしてもっとやりがいのある仕事をしたい。
これを読んでいるあなたも、そんな人たちの一人なのではないでしょうか?
では、このロハスで環境に優しい仕事をしている(ことになっている)業界は、 そんな人たちの受け皿となり得るものなのでしょうか?
実をいうとこの業界もまたかなり腐敗やウソ、ごまかし、 表に出せない事実といったことが存在するのです。
しかし、どこがどうおかしいとか、何が問題なのかといったことは、 こんなにインターネットが普及した今の社会においてもあまり表に出てきません。
私がこの業界に入ったのは10数年前。ロハスなどという言葉はまだ存在しない頃です。 環境問題はようやく騒がれ始めた頃でした。
バブルがそろそろ終わりに近づきつつある頃でしたが、誰もそんなことには気づかず、 今がバブルだという認識すらなく、相変わらず証券会社だの銀行だのといった業界が人気職種になっていました。 そんな中で、私はかなり変なヤツだったので、大学卒業後は新卒で、 ある大手の有機野菜宅配会社に就職しました。
無農薬の野菜とか無添加の食品の産直を行っている会社です。環境問題や、 食の安全に関わる仕事をしたいと考え、生協などいろいろなところを回った末、ここを選びました。
「選びました。」などと言うとおこがましい感じがしますが、私がこの業界に入った頃は、 ぜんぜんこんな仕事は人気がなくて、新卒で入社したのはは私だけでした。 入ろうと思えばどこにでも入れたのです。この頃は。
でも、今は違います。私の入った会社は業界ではとても有名な会社で、規模も大きくなって、 今では超人気企業になってしまっています。最近この会社のサイトを見たら、 新卒の人たちを第1次から第4次選考までして選ぶみたいなことが書いてあって、驚きました。 以前は本当に望めば誰でも入れたのですが。
入社試験なんてありません。「明日から来られる?」みたいな感じだったのです。
このような仕事が人気職種になっているということは、 環境とか食の安全とかいった分野への関心がそれだけ高まっているということでしょう。 以前の泥臭いダサい感じがなくなって、何となく清潔でカッコいい雰囲気の会社になってきたので、 それも人気につながっているかもしれません。
この産直の会社には5年ほどいて、 その後はアメリカの反農薬農キャンペーンを行っているNPOでインターンをしたり、 フリーターをしながら東京のフェアトレード団体でボランティアをしたりしていました。 その後このフェアトレード団体の正式なスタッフになり、3年ほどいたのですが、 母親が病気になったため、実家のある静岡に帰りました。
帰ってしばらくは、実家が農家なので前から興味があったEMを使った無農薬農法で野菜を作りながら、 これまた前からどんな(いい加減な)ところか興味があった地元静岡の生協(コープ)でアルバイトをしました。 EMも生協も期待どおりのものでした。
悪い意味で。詳細はレポートに書いています。
1年ほどそんな生活をした後、 浜松市内にフェアトレードとエコロジー商品の店「ふぇあうぃんず」をオープン。 現在はお店での営業は中止してインターネットやFAXでの通販専門で、 フェアトレードやエコロジー商品を販売しています。
私が今関わっているフェアトレードの仕事もまた、人気のある分野で、 若い人たちを中心にたくさんの人が求人に応募する職種になっています。 ただ採用人数が少ないため、狭き門です。私の場合は何となくすんなり入ってしまいましたが、 スタッフの募集をすると、大分県の教員並みの数十倍の倍率になることが珍しくありません。
私の場合、こんなロハスと今呼ばれているような仕事に、もう10数年くらい関わっています。 産直会社にいたときには、いわゆる自然農法の生産現場やそうした商品を販売する現場にいたし、 フェアトレードでもまた同様に、スタッフとして途上国の生産者たちが作った商品の販売に関わってきました。 ここ数年は自営業としてこうした仕事に関わっているので、私の場合は、 あらゆる形態でこの仕事に関わってきたといっていいでしょう。
そんな視点から、この度新しくレポートを作りました。 この業界で働きたいと考える人たちのために作ったレポートです。 題名は、「ロハス業界にはまだ行くな! 安全・安心・フェア・スローでロハスな業界の危ない落とし穴」。 このようなふざけた名前のレポートを作ると叩かれるかも知れませんが、 この業界に関心を持っている多くの人たちに向けて作りました。
就職のためのガイドブックやノウハウ本ではありません。この業界を内側から見てきた人間として、 この業界を目指す人たちに知っておいて欲しい、業界のいわば裏情報をまとめたものです。
団体や業界ではなく、働く人の視点から見たこの業界の仕事の現場レポートです。
これまであったこの手の本のは、業界や特定の団体の利益を代表する側からの情報が中心です。 団体や会社の代表に話を聞いて、それをそのまま書いたような本や記事。団体を運営する立場から、 また経営者の立場からの、いわばお行儀の良いきれいごと、建前情報だけを書いた本。そうしたものなら、 今までもわりとたくさんありました。
しかし、働く側から見た情報というものは、本当に少ないのです。国際派就職とか、 エコでロハスな仕事とかいった形で紹介している本はありますが、 やはりそれも企業や団体の利益を代表する立場から書かれたものです。 そこには少なからず組織の論理が含まれているし、 この業界に入る際に知っておいた方が良いリスクについての説明がありません。 中には何のリスクも語らずに、無責任に起業を促すような内容の本もあります。
そうした本は、これからこの仕事に興味を持つ人たちをターゲットに書かれている本ですが、 立場としてはそういう人たちを採用する業界の方を向いています。 つまり、読者は本を買ってくれるお客様ではありますが、必ずしも読者の立場には立っていない。 立場としては業界の方を向いていて、業界にとって都合の良いことしか書いていないのです。
紹介されている団体の活動の素晴らしさや仕事の意義みたいなことはたくさん書かれているわけですが、 団体の活動の問題点とか批判を受けているいる点、一般社会の常識とは相いれない、業界内部の論理、 この仕事に就くうえでのリスクについては、ほとんど語られることはありません。
だから、
本当にこの仕事に就くのが自分のためになることなのか?
どんなリスクや問題がこの仕事にはあるのか?
といったことが、今までの本では知ることができないのです。 このレポート「ロハス業界にはまだ行くな!安全・安心・フェア・スローでロハスな業界の危ない落とし穴」は、 そんなこの業界の問題点や仕事にするうえでのリスクとか業界の問題点について、働く側の立場、 これからこの世界を目指す読者の立場になって書いたレポートです。
数十倍の競争率を突破して、せっかくこの仕事に就いても、 短期間で辞めてしまう人たちが実はたくさんいます。 理由はさまざまですが、この仕事のイメージと現実との違いに疑問を感じて辞めてしまう人、 将来に不安を感じたり、この業界特有の問題や予想されるリスクについて知らなかったために、 途中で挫折するなどしてして辞めてしまう人が多いのです。
残念ながらロハスとかフェアとか言われているこの業界にも、組織の論理が存在します。 建前や理想よりも組織の利益を優先する体質が、一般の企業とはまた違った形で見られます。
利益を出さなければ組織を維持できないのは理解できるが、掲げている趣旨と矛盾しているるのではないか?
そんな疑問を抱くことが、この仕事をしていると、少なからずあります。
特に今の世の中や企業社会に疑問を感じてこの仕事を選んだ人は、 そう感じることが多いのではないかと思います。
環境のための運動とかLOHASみたいなことは、本当に良いイメージ、 素晴らしい活動をしているイメージがあるわけですが、 そのイメージを作るマーケティングに長けているだけというのが実態だと言ってもいい会社もあります。 もちろん、真面目な活動をしている団体もありますが、 その良いイメージを利用してビジネスを行いたいというのが本音な人たちも実際にはいるのです。
宗教がかった人たち、宗教そのものの人たち、非科学的なオカルト理論が体や環境に良いと真面目に信じて、 おかしな方向に行ってしまっている人たちなどなど、危ない人たちが多いのもこの業界の特徴です。
あなたには、この業界に入ってから後悔して欲しくありません。挫折したり、 予想されるリスクを知らずにこの仕事を始めて、人生の中の貴重な時間やお金を失って欲しくありません。
そんな思いから、あらかじめ皆さんがつまづきそうなところ予想して、このレポートを書きました。 今までにない視点から作られたレポートだと思います。
といっても、別にこの仕事は悪いところばかりではありません。この仕事ならではの喜びや、 やりがいといったものも当然あります。でも、そういった他でも十分手に入るような情報については、 このレポートではあえて触れていません。少しは触れていますが、 基本的には仕事としてこの業界に関わるうえでの問題点となることやリスクに焦点を絞って書きました。
就職のためのノウハウ書ではありませんが、就職のために必要な条件も書きました。 必要な知識とか経験とか、仕事の探し方といったことです。
以前と比べると入るのが難しくなっている業界ではありますが、 このレポートで解説しているような方法を知っていれば、案外すんなり仕事が決まるかもしれません。
実際に私自身、応募してきた人たちの面接をしたことがあるので、どんな人が求められるのかは、 わかっています。そして落とされるのがどんな人かも。また、同僚や後輩たちなど、 他のスタッフの人たちが入社した経緯をこの目で見ているので、 どうすればスタッフとして就職しやすいかということもわかります。
その点で、おそらく下手なノウハウ書のようなものより役に立つのではないかと思います。 といっても努力するのは自分自身なので、これを読んだからといって就職が決まるわけではないし、 そんな保障もすることはできません。でも、がんばって挑戦してみてください。
全国の就職先になりそうな会社や団体もいくつかご紹介しています。
それから、自分でこうした方面のお店や飲食店などをやりたいという相談も増えてきているので、 そんな人たちに役立つ情報も入れました。必要な技術、そして知らないで損をしてしまわないための知識、 覚えておくとお店をオープンした後で利益につながる方法、それに心配されるリスクの解説もしています。
知らないで開業するよりは、絶対に事前に知っておいた方がうまくいくし、失敗しないと思います。 お店などをするのではなく、団体や会社に就職しようとする人たちにとっても、 将来こうしたお店とのつながりができると思うので、知っておくと何かと有利になると思います。
今までは社会貢献的な報道や書き方が中心だったこの業界。とてもきれいなイメージ、 良いことをしているイメージで語られることが多かったこの業界。そんな業界の現実がわかるレポートです。 暴露本的な要素もあるので、特に仕事としてこの業界に関わることを考えていない人たちにも楽しく? 読んでいただけるレポートではないかと思います。
こちらのレポートは、冊子の形で郵送いたします。 また、パソコン上で読んでいただくPDFファイルの電子書籍の形式にもなっているので、 購入手続き完了後に、ダウンロードのご案内をいたします。
電子書籍というのは、関連情報へのリンクをつけることができる、パソコン上で読む本です。 本書と文章内容は同じですが、内容の補足説明や関連情報など、必要なところリンクを張っておきました。 リンク先のサイトやページの情報まで確認していただければ、かなりの情報量になります。
この本が、あなたのお役にたつことを、心より願っています。
A4サイズ 82ページ
冊子+電子書籍(ダウンロード)
発行・著者:齋木隆男
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